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涙そうそう +カヨ+
snow candleふと昔の記憶が甦る事がある。その頃聴いていた音楽を耳にした時だったり、季節の匂いだったり。つい昨日の事のように鮮明に思い出す事が出来る。
おとといの夜、私は久し振りにそれを体験した。

なんだか眠れなくて、古いCDやMDを引っ張り出して聴いていた。夜遊びを覚え始めた18歳の頃に流行っていた音楽が出て来た。真夜中にひとりで懐かしさのあまり鳥肌を立てつつ、片っ端から聴いていた時にふと思い出した事があった。

18歳の春、私は仙台の高校を卒業し東京のメイクスクールに通うため上京した。その上京する朝の事。
荷物が沢山あったので両親と車で杉並の新居へ向かう。仙台-東京間は順調に行っても6時間はかかる。渋滞もあるだろうし、あまり暗くなると慣れない道で迷うかもしれないと早朝出る事になっていた。
出発の朝、ぎりぎりまでベッドにいた私を母がバタバタと起こしに来た。なぜか涙声だ。寝ぼけながら目を開けると「佳代子、起きなさい!お友達が来てくれてるわよ!」
慌てて玄関に行くと仲良しの3人が立っていた。郊外に住んでいた私の家まで、早起きして電車に乗って駆け付けてくれたのだ。それぞれが手紙やプレゼントまで用意してくれていた。

涙が溢れた。でもすぐ止まった。なぜなら私は東京に長居するつもりはなく、学校が終わったらすぐに仙台に帰ってこようと思っていた。だから「あっという間だよ。またすぐに一緒にいられるよ」と結構ドライに別れたような気がする。何より淋しさよりも未来への期待でいっぱいだったのかもしれない。

出発まであと少しという時になって、父の姿がない。間もなく車の音と共に父が帰って来た。
「どこに行ってたの?」と聞いたら「何がいいんだか全然わからなかったから喜んでくれるかどうか...」と言い乍ら4つの袋を差し出した。開けてみると4つお揃いのお裁縫セットだった。今日の思い出にとコンビニで迷いに迷って買って来てくれたらしい。
この事を思い出した時に、私はワンワン泣いてしまった。その時もきっと泣いたんだろうけど、その思いへの感謝と涙の量は比べ物にならないだろう。

年を重ねると涙もろくなると言う。私も例外ではないなと最近つくづく感じる。でもそれはとても素敵な事なのだ。色んな人の思いや優しさをきちんと心で感じられるようになった証拠なのだ。
悲しい涙の数も増えていくんだろうけど、それでもやっぱり大人になるのっていいなと思う。
2005.12.20 (22:55) | カヨ日記


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コメント(古い順 ↓)


素敵なご両親、素敵なお友達。
しみじみ読んでしまいました。
曲を聴いたとたんにあの頃がリアルによみがえる感覚って不思議だよね。
2005.12.26 (03:35) / URL / Yuu [EDIT]



Yuuさん、こんばんは!コメントありがとね。
この話って別に忘れていたわけじゃなくて、思い出のひとつとしてきちんと記憶していたんだよ。物事の感じ方が変わったんだなあと改めて思った。面白いねー人って。
音楽はすごいよね。ここまでくっきりはっきり思い出せるのって本当すごい。香りでも記憶を呼び覚まされる事はあるけど、音楽は更に広く色んな事を思い出させるような気がするね。

毎日寒いから風邪ひかないようにねーん。
2005.12.27 (00:35) / URL / カヨ [EDIT]









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